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  • 2023.8.31
  • 住宅の機能性

住宅を検討する中で気になる「防音対策」新築や分譲マンション、賃貸マンションなどそれぞれの住まいでできる「防音対策」を解説します

ここ数年、コロナによる外出の自粛やオンラインで仕事ができるようになり、おうちで過ごす時間が増え、住宅にいる時間が非常に多くなりました。そんなライフスタイルが移行した中で、新築や賃貸に限らず、お家で楽器を演奏したり映画や音楽を楽しむための設備を導入したりと、おうち時間を過ごすための「防音対策」の需要がとても増えています。そこで今回は、住まいの防音対策について解説していきます。

「防音」の性能を上げるポイント

新築一戸建てやマンション、アパートなどに限らず、住まいの「防音性」を高めるポイントがいくつかあります。こちらの項目では「防音性」を高めるポイントを解説していきます。

構造

住宅の「防音性」は、住宅の密度が高い構造であればあるほど高くなります。 例えば、住宅の構造にはさまざまありますが「木造」、「鉄筋コンクリート(RC造)」、「軽量鉄骨」のこの3つの構造を防音性の高さという観点から比べてみると、最も防音性が高い構造は「鉄筋コンクリート(RC造)」になります。次いで、「軽量鉄骨」、最後に「木造」になります。

これは、鉄筋コンクリート(RC造)の構造内部がコンクリートで満たされていて密度が高く、遮蔽物としての能力が高いためです。 軽量鉄骨は木造住宅よりは密度があり、音を遮る遮蔽物としての性能が高くはありますが、石膏ボードとの間にグラスウールなどの防音性を高めるための施工がされていないと構造に空間が多くなり、音が意外と気になることもあります。
また、軽量鉄骨は、鉄骨が薄いため上下の振動が音となり伝わりやすいという特徴があります。二世帯住宅などを建てた場合に上階の子世帯の音が気になることもあるかもしれません。木造住宅は通気性が良いというメリットがありますが、その分空間が多く音を遮る力は弱くなります。木造住宅を建てる場合には、構造内部になるべく空間ができないよう遮音材をつけるなど気密性の高い素材を選定するといいでしょう。

窓の種類

住宅の防音性を高めるために重要になるのが「窓」になります。一概に窓といってもその種類はとても多くあります。防音性を高める場合、「防音ガラス」や「二重サッシ」を検討するといいでしょう。
防音ガラスとはガラスを二枚貼り合わせて遮音性能を高めているガラスです。二重サッシは既存の窓の内側にもうひとつ窓を設置するものです。窓を二枚設置することでできる空気層により防音効果が高まります。 また、二重サッシは結露予防にも役立ちます。

防音ガラスと二重サッシはどちらも防音効果のあるものですが、この二つでより防音性能が高いのは二重サッシになります。交通量が多い立地や騒音が気になる立地なら二重サッシがおすすめです。ただし、窓を強化することになるのでその分費用も多くかかります。ご予算と検討した上で必要な防音対策をしましょう。

間取り

住宅の防音性を高めるためには、間取りを工夫することも有効な手段になります。例えば、廊下や収納などを音が気になる部分に設置しておくと音の発生源から距離をおけて音が届きにくくなります。また、隣家の音が気になる場合には、縁側を設置したり、物入れや納屋を設置してみたりするのもおすすめです。防音性を高めるには、音から距離をおいき、音を遮るものを設置することが効果的になります。

遮音ドア(防音ドア)

防音ドアとは、ドア本体の内部構造にグラスウールなどの遮音効果のある素材を詰めた、音の振動を抑える特殊なドアのことです。ドアには木製から金属製までさまざま種類があり、中に詰める物質によって遮音・防音効果に違いが出ます。
価格は安価なものであれば5万円台から見つかります。一般の木製ドアの価格は1万円台ですので、最低でも5倍以上する特殊な建具になります。防音マンションや防音対策がなされたコンセプト住宅などの防音・遮音クオリティが高い住宅の場合、ドア1枚当たり20~50万円になるものもあります。。
最も遮音効果が高いのはスチール製で、価格は100万前後のかなり本格的なものになります。

防音ドアは、あまり馴染みのない建具のように感じますが、カラオケボックス、学校の音楽室のドアは、遮音ドアになります。また、確実に音漏れを防ぐのであれば、ドアを二重にするドアパッキンを高性能にすることで、より遮音性を高めることができます。

モデルハウス 見学会 表紙

「防音性能」を補うその他の工夫ポイント

上記で解説した、構造や窓の種類など建築段階における基本的ポイント以外にもできる工夫をこちらではご紹介します。

防音室の設置

自宅や事務所などで防音対策を徹底した空間が欲しい場合には、「防音室」を設置することを検討しましょう。防音室というと広いスペースが必要で費用も高額な印象がありますが、最近では0.8~2畳ほどのスペースに設置可能でレンタルできるものもあります。小スペースではピアノのような大きな楽器は無理かもしれませんが、ギターやトランペットといった小さな楽器や歌の練習などなら問題なく使えます。

家具の配置

音は、壁や空気を伝わり広がります。このことから音の出る家電製品の設置や振動するものは壁から離して設置するのがおすすめです。例えば、テレビやコンポ、洗濯機のような家電製品は壁から離して設置するようにしましょう。また、大きな家具を壁際に設置すれば音を遮る壁のような役割が期待できます。本棚やタンスなど背丈もある大きな家具は、音を遮りたい場所や音の漏れを防ぎたい場所に設置してみましょう。

カーペット・遮音カーテンの利用

床に厚めのカーペットやラグを敷くことでも防音性を高められます。これはカーペットやラグが音を吸収してくれるためです。カーペットやラグは分厚いもの、クッション性の高いものほど防音性が高まります。 最近ではさまざまな機能がついているカーテンがあります。中には防音性を高められる遮音カーテンというものもあるので、活用してみるとよいでしょう。遮音カーテンは、特に空気を伝わり聞こえてくる高音の音に効果があります。振動をともなう低音には効果が薄いので、楽器の音や子供の声、犬の鳴き声などでお困りなら検討してみるとよいでしょう。

その他、防音グッズの活用

防音パネル、防音テープ、防音ゴム、コルクマットなど住宅の防音性を高めることができるグッズも様々に販売されています。こういった防音グッズを少し加えるだけでも違いがでるので、是非、活用してみてください。

光触媒タイル外壁『キラテック』

まとめ

さて、「防音住宅」についての記事はいかがでしたでしょうか?

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