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  • 2021.5.1
  • スマートハウス

スマートハウス新時代! 省エネ住宅の事例をご紹介!!

注文住宅”において、最近よく耳にするエコ住宅やエコハウス。いわゆる省エネ住宅とは具体的にどんな住宅なのか?こちらの記事では、実際の住まいや施工例などから、省エネ住宅の特徴や事例を紹介していきます。またエコハウスに関する基準などについても触れていきます!

省エネ住宅とは?基礎知識とポイントを整理!

そもそも省エネ住宅とは?

ここ数年、省エネルギーが注目されるようになり、「省エネ住宅」が数多く登場しています。いろいろな省エネ基準があったり、低炭素やゼロエネルギーといった表現もあったり、優遇を受けられる省エネ住宅があったりで、どこがどう違うのかよく分からないという人も多いのではないかと思います。そこで省エネ住宅について、整理してみましょう。

まず、省エネ住宅を考える上で基本となるのは、国が定める「省エネ基準」です。省エネ基準は、「エネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネ法)」の制定に対応して、昭和55(1980)年に制定されました。以降、平成4(1992)年、平成11(1999)年に改正され、その内容を強化してきました。このため、昭和55年の省エネ基準を「旧省エネ基準」、平成4年を「新省エネ基準」、平成11年を「次世代省エネ基準」といった呼び方もしています。

どのように強化されてきたかというと、「外皮」といわれる、外壁や屋根、天井、床、窓などの住宅を包む部分について、断熱性能を高めるようにレベルが上がってきました。具体的な違いは、非常に専門的で難しく、こちらでは省きます。さらに、平成25(2013)年に省エネ基準が改正されました。外皮の断熱性の水準は平成11年の水準と同様ですが、評価方法が変わったのが大きな特徴です。外皮だけでなく、冷暖房設備や給湯器、照明など住宅全体で消費するエネルギーの量を総合的に評価できるように「一次エネルギー消費量」の基準が追加されました。

一方、平成11年には「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」の制定に対応して、「住宅性能表示制度」が誕生しました。住宅の性能を統一基準で評価しようというもので、10分野(新築の場合)の物差しで測るものになります。その1分野に省エネ性能があります。

省エネ性能の評価ルールは、これまでの省エネ基準に準じています。平成25年の改正に応じて、外皮の物差しとなる「断熱等性能等級」と一次エネルギー消費量の物差しとなる「一次エネルギー消費量等級」に分かれるようになりました。

少し文章が固く、専門的な用語も多いため、より詳しく専門的な情報を知りたい方は、国のホームページなどで更に調べてみると良いでしょう。

省エネ住宅の種類・事例をご紹介!

こちらでは、より具体的な省エネ住宅の種類や事例などをご紹介致します。特徴や長期優良住宅との違い。義務化されているものなど、ご参考になればと思います。
※補助金に関してや具体的な優遇、その他特徴に関しては、「省エネ住宅 特徴」のコラム記事に紹介しておりますので、そちらをご参照ください。

・長期優良住宅

長期優良住宅とは、『長期にわたり、良好な状態で使用するための措置が講じられた優良な住宅」のことです。長く安心して、快適に暮らせる家です。長期優良住宅は、平成21年から始まった「長期優良住宅認定制度」の基準をクリアした家が認定されます。

・ZEH

ZEH(ゼッチ)とは、「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略であり、一言でいうと「省エネ住宅」のことです。これまでの住宅だと、冷暖房や給湯、照明などでエネルギーを使う住宅でしたが、ZEHは冷暖房や給湯といったエネルギーを削減するし、新たにエネルギーを創り出す(再生利用エネルギー)住宅となります。

・認定低炭素住宅

認定低炭素住宅とは、平成25年度の省エネ基準と比べて、一次エネルギー消費量が10%以上低くなる住宅です。その他、以下の条件が求められます。

(1)節水型の水栓、トイレなどの設備を備える

(2)家の中のエネルギー消費状況が分かるHEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)を導入する

(3)低炭素化に資する材料を使用する(木材など)

(4)ヒートアイランド対策(壁面緑化など)を行う

・性能向上計画認定住宅

性能向上計画認定住宅とは、平成27年に制定された「建築物省エネ法」の基準を押えた住宅のことです。省エネ基準を超え、且つ、建築物のエネルギー消費性能の向上の一層の促進のために誘導すべき経済産業省令・国土交通省令で定める基準に適合するものであると認定される必要があります。また、性能向上計画認定住宅に建物の耐久性やメンテナンス計画などの条件をみたすことで長期優良住宅に認定されます。
認定は都道府県もしくは市、市区町村が行います。お住まいのエリアや地域によっても認定基準が違いますので、お住いの地域の情報を調べる必要があります。

・LCCM(エルシーシーエム)住宅

LCCM住宅とは「ライフ・サイクル・カーボン・マイナス」の略であり、建築から廃棄までにCO2の排出を削減する住宅のことです。1戸上限125万円(標準の住宅からLCCMにするための費用の1/2以内)の補助金を受けることができます。わかりやすくいうと、ZEHの建築時や回収時、解体時にもCO2の削減ができる住宅であるということです。

省エネ住宅と言われる住まいの主な種類を上記しましたが、一番多い事例で言いますと、ZEHの基準を満たす住まい=省エネ住宅という事例になります。

ZEHとはいわゆる、住宅の断熱性能等を大幅に向上させ、高効率な設備システムも導入、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、太陽光発電などの再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロになることを目指した住宅のことです。太陽光発電や蓄電池を備えた住宅をここ数年多く見かけるのも、ZEHの普及に伴うものとなります。一戸建てや注文住宅、また事務所などをご検討されている方は、気密や断熱、建築形式や施工、設計や建材(窓やドアなど)など様々なことを調べている方も多いと思います。この機会に、省エネ住宅やZEHなどお近くのハウスメーカーや工務店にご相談されても良いと思います。

省エネ住宅の事例まとめ

ここまでの記事はいかがだったでしょうか?少し難しい単語や専門的なキーワードが多い記事になりましたが、補助金やより詳細な特徴、メリットに関することは、「省エネ住宅 特徴」の別コラムにてご紹介致します。簡単に「省エネ」のメリットをこちらの記事でもまとめると、光熱費を抑えられるのが最大のメリットになります。断熱性が高いため、外気の温度に影響を受けにくく、一度、冷暖房で暖めたり、冷やしたりした室内の空気温度が長く保たれ、夏は涼しく、冬は暖かい住宅になります。そのため冷暖房費を抑えられる事例が多くあります。その他のメリットや注意点などは、別コラム記事を御覧ください。その他、住宅に関する記事も一覧になっていますので、そちらもチェック!!

気になるスマートハウスのモデルハウス

伊勢崎住宅公園は、Smart & Technologyをテーマにしたスマートハウスのモデルハウスを見学できます。実際にスマートハウスのモデルハウスを見学する前に、是非各ハウスメーカーの住まいの特長を押さえておきましょう。

これまでの記事でご紹介してきた「Iot」「太陽光発電システム」「HEMS」「スマートホーム」など、モデルハウスを見学した際には、ご自身やご家族の生活にどのようなメリットがあるのかなどを是非想像してみてください。

6社6邸、豊富なラインナップの住まいの特長を下記ページより是非御覧ください。

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