- 2023.6.30
- 住宅の機能性
今さら聞けない「ZEH」とは?群馬県のZEH事情やスマートハウスなどをご紹介!
ここ数年でよく耳にする「ゼロ・エネルギー・ハウス」通称「ZEH」。聞いたことはあるけれど、それがどのような住宅でどんな内容なのか詳しくない方も多いと思います。そこで今回は、今さら人には聞けない「ZEH」のことやスマートハウスのことなど、改めて詳しく解説していきます。
そもそも「ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)」とは?
まずはじめに、そもそも「ZEH」とはどのような住宅でどんな認定や仕様が必要なのかなど、基本的な情報を見ていきましょう!
ZEHとは?
ZEHとは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略語で、「エネルギー収支をゼロ以下にする家」という意味になります。つまり、家庭で使用するエネルギーと、太陽光発電などで創るエネルギーをマネージメントして、1年間で消費するエネルギーの量を実質的にゼロ以下にする住宅を指します。
これを実現するためには、使用するエネルギーの量を大幅に減らすことが必要となります。とはいっても、夏の暑さや冬の寒さを我慢するというわけではありません。ZEHは、家全体の断熱性や設備の効率化を高めることで、夏は涼しく冬は暖かいという快適な室内環境を維持しながら省エネルギーを目指します。
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ZEH住宅に必要な要素
- 創エネルギー
創エネとは読んで字のごとく、家庭内でエネルギーを創ることを意味します。
ZEHでは生活で消費するエネルギーよりも、生み出すエネルギーが多くなることを求められるため、太陽光発電などのエネルギーを生み出す設備の設置が必要です。
太陽光発電などによってエネルギーを生み出し、家の設備に電気を供給することができます。つまり、自然の力でエネルギーを創り出すことによって、エネルギーの自給自足を目指します。
- 省エネルギー
省エネは、家庭内で使用するエネルギー消費を抑えるための取り組みです。スマートハウスにおける省エネは、主に「HEMS」と呼ばれる代表的なシステムがあり、「Home Energy Management System」の略語になります。HEMSはその名の通り、家庭内で生まれた電気やエネルギーをマネージメントすることで、住宅設備や電気機器をコントロールし、住宅の省エネとエネルギーの制御(最適化)、及びCO2排出の削減の実現を目指すものとなります。
- 断熱
断熱とは、熱が伝わらないようにすることを言います。主に住宅の内壁と外壁に断熱材を入れたり、遮熱性のあるサッシ(窓ガラス)を使用したりすることで断熱性を高められます。高断熱の家は外からの熱が直接伝わらないので、室内の温度が外気温からの影響を受けにくくなります。
高性能の窓や高断熱材を利用した、エネルギー効率の良い住宅であることもZEH住宅の重要な要素です。断熱効果の向上により、今まで冷暖房に使用していたエネルギーが削減され、快適な住環境が作られます。
気密断熱についての詳しい記事はこちら↓↓
ZEHと密接に関わる「スマートハウス」とは?
こちらの項目では、ZEHを解説する際に必ず耳にする「スマートハウス」についても解説していきます。
「スマートハウス」の目的
まずスマートハウスの解説の前に、その目的から知っておきましょう。2018年に資源エネルギー庁から出されたものによると、再生可能エネルギーの自立化を目指すとあります。少し難しい話になりますが、エネルギーミックス(2030年度)の再エネ比率22~24%を達成し、その後も持続的に再エネが普及拡大し、主力電源として大量に導入されるためには、再エネの自立化が必要になります。つまり再生可能エネルギーの普及のために、スマートハウスの普及やスマートホーム化の普及率が欠かせないということになります。
では「スマートハウス」とは?
「スマートハウス」の定義は多々ありますが、主にIoTやITの技術を用いて、家庭内にある様々な機器や器具をコントロール・マネジメントし、効率的なエネルギー消費を実現するための住宅のことを総称して呼びます。冷暖房機器や照明器具、電気やガスを使用する設備、防犯設備などを制御し、住宅にて消費されるエネルギーを最適に制御します。また、ITを活用してエネルギーを賢く利用する住宅のことも指します。一般的には、「省エネ」「蓄エネ」「創エネ」の3つのエネルギーコントロールを目指した住宅のことを、スマートハウスと総称します。
「スマートハウス」と「ZEH」の関係
太陽光発電や省エネルギー、「HEMS」など、設置する設備や性能面などが似ている「スマートハウス」と「ZEH」ですが、上記でも少し触れた、「再生可能エネルギーの自立化を目指す」という政府の目的や指針の観点では同じ目的を目指す住宅になります。ですので、大きな観点では同じ概念の住宅といえます。
では厳密な違いをあえて説明する場合ですが、「スマートハウス」は「エネルギーをマネージメント(コントロール)して無駄なエネルギーを出さない」。「ZEH」は「エネルギー消費量ゼロをそもそも目指す」という違いがあります。
概念が大きく違わないので少しむずかしい説明になりますが、スマートハウスの場合は、蓄電池などの「畜エネエルギー」を導入するかしないかという議論もありますし、ZEHの場合は「長期優良住宅」の認定が要るのか要らないのかなどの議論もあります。
まとめ
さて、「ZEH」についての記事はいかがでしたでしょうか?
「ZEH」や「スマートハウス」の普及と追求は、日本だけでなく地球規模で取り組まれている課題の一つでもあります。伊勢崎住宅公園もそうですが、各ハウスメーカーや住宅会社は定期的にイベントやセミナーを開催しています。「スマートハウスについて」や「ZEHにまつわる補助金について」など、カテゴリーや種類別に様々なイベントが開催されています。
伊勢崎住宅公園でも各種イベントを開催しており、またハウスメーカーのイベント情報も発信しているので、是非こちらのイベントページも御覧ください。
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