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  • 2021.5.1
  • スマートハウス

スマートハウスとは何か? 特徴や事例をご紹介!!

IOTやAIなどのテクノロジーを駆使して、安全・安心でかつ快適な暮らし、住まいを実現する住宅のことを「スマートハウス」「スマートホーム」と呼びます。IoTとは、モノのインターネット(Internet of Things)の略称で、身の回りのあらゆるモノをインターネットと接続することを指します。そして家の中のモノをインターネットとつなぐことにより、新しい価値を生み出す試みも行われています。それらをスマートハウス化とも呼びます。こちらの記事では、スマートハウスの分野におけるIoTの活用事例やスマートハウスのメリット・デメリットなどをご紹介していきます。

そもそもスマートハウス(スマートホーム)とは?

「スマートハウス」の定義は多々ありますが、主にIoTやITの技術を用いて、家庭内にある様々な機器や器具をコントロールし、効率的なエネルギー消費を実現するための住宅のことを総称して呼びます。冷暖房機器や照明器具、電気やガスを使用する設備、防犯設備などを制御し、住宅にて消費されるエネルギーを最適に制御します。また、ITを活用してエネルギーを賢く利用する住宅のことも指します。ここでいうエネルギーとは、主に3つに分類されます。

1つ目は「創エネ」です。これは、家庭内でエネルギーを作ることを意味します。2つ目は「蓄エネ」です。これは、家庭内でエネルギーを貯めるための仕組みを指します。そして3つ目は「省エネ」です。これは、家庭内で使用するエネルギー消費を抑えるための取り組みです。
スマートハウスでは、創エネ・蓄エネ・省エネの3つをコントロールし併用することで、エネルギー運用の最適化を目指します。省エネや創エネだけの単純なエコ住宅ではなく、エネルギーの全体をマネジメントできる住宅が、スマートハウスと呼ばれています。

最近ではさらに、IoTデバイスから取得したビッグデータやAIを組み合わせることにより、さらに生活の利便性を向上させることができるようになっています。IoTを活用した住宅は、「スマートホーム」と呼ばれ、具体的に以下のようなことが可能になります。

・暮らしや生活のデータ分析と改善
・音声やスマートフォンからの操作による家電のコントロール
・家電製品のオートメーション化
・セキュリティ設備向上

例えばここ数年で話題になったAIスピーカー(GOOGLE HOME、アレクサなど)に話しかけるだけで、照明やエアコン、オーディオなどの家電を操作することができます。また自動で床を掃除するロボットや、適正な温度管理を自動化するデバイスも開発、販売されています。スマートホームに関しては。賃貸にお住まいの方でも導入可能ですしできる事も多くあります。今後IoT事業はさらに研究され進化し続けていく事業になります。

スマートハウスの設備や製品について

スマートハウスの設備として、HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)・太陽光発電・住宅用蓄電池などがあります。
その中でもこちらでご紹介するのは、「HEMS」と呼ばれるシステムで「Home Energy Management System」の略語になります。HEMSはその名の通り、家庭内で生まれた電気やエネルギーをマネージメントすることで、住宅設備や電気機器をコントロールし、住宅の省エネとエネルギーの制御(最適化)、及びCO2排出の削減の実現を目指すものとなります。HEMSによって、エネルギー使用の管理と最適化が可能となります。エネルギーの創出は主に太陽光発電によって行われ、蓄電池や電気自動車などによって蓄エネされます。そこから、必要に応じて電気を活用していきます。エネルギーを最適に配分していくHEMSの仕組みがあることで、限られた電力であっても、家の中の家電類を動かしていくことができます。この次の項目で事例をご紹介していきます。

スマートハウスのIoT活用事例

日々の暮らしや生活の中で、IoTをいかに活用するかによって住まいの環境や暮らし方が大きく変わります。では、ハウスメーカーではどのようなIoT住宅を建てることができるのか、具体的な最新のIoT活用事例や実例をご紹介します。

IoT住宅の基礎知識

そもそも「IoT住宅」と「スマートハウス」の違いをみなさまご存知でしょうか?

先の項目やこの記事以外のニュース記事でもご紹介してきましたが、IoT住宅と聞くと、スマートハウスを連想させる方もいるかもしれません。スマートハウスとIoT住宅にはどのような違いがあるのでしょうか。スマートハウスは2010年代から普及し始め、もともとは見える化したエネルギーを効率良く使う省エネ住宅のことを指していました。

しかし近年では、新築住宅を中心にIoTを活用したスマートハウスが増えていることから、双方が同じ意味として使われる場合も増えています。このような住宅は、スマートハウスとIoT技術を掛け合わせることによって、省エネと利便性を追求した次世代住宅と言えます。

IoT住宅とは、先述したようにモノのインターネット(Internet of Things)の略称で、身の回りのあらゆるモノをインターネットと接続することを指します。つまり、スマートフォンやタブレットなどを使って快適な住まいや暮らしを実現するサービスやAIの技術を使って家電設備が自動認識や自動制御をすることで、毎日の生活をサポートしてくれることなど、それらの全て「IoT住宅」と言えます。では、より具体的なIoTの活用事例を見ていきましょう。

全館空調システムとIoTが融合した住まい

高気密、高断熱の住宅に空調システムとIoT技術を組み合わせることで、家中の温度、湿度を常に快適な状態にコントロールすることができます。スマートフォンなどから空調システムの遠隔操作が可能なため、室内外の寒暖差によるヒートショックを防ぐなど健康で安心な住環境を提供してくれます。
ハウスメーカーによってIoTの取り入れ方は様々です。住宅購入にかかる価格も異なるので、気になる方はハウスメーカーや建築会社に相談してみてください。

一元管理できるコントローラー

各部屋の照明スイッチやインターフォン、テレビや給湯器、エアコンや暖房など、住まいには自分でコントロールしなければならないものがたくさんあります。それらを一つのコントローラーで操作できると毎日の暮らしも楽になります。玄関やリビングなどそれぞれの場所に配置しておけば、2階建てのお家でもどこにいても気軽に住まいの管理ができます。

外出先からの家電の遠隔操作

エアコン、照明、給湯器(お湯張り機能)、テレビ、HDDレコーダーなどは最近の機種であれば外出先からスマホアプリで操作できるものがたくさんあります。
また、防犯カメラや録画機能、ペットや子守、高齢者などを遠隔で見守る機能、など最近の家電製品やシステム機器はセキュリティの要素があるものも多くあります。生活の質を向上させてくれるだけでなく、安心・安全面においてもIoTの普及は欠かせない時代が来ています。

AIによる電力使用料の分析による電力使用料の最適化

データの経済的価値が高まる中、今後はいかにデータ活用の高度化を進めるかがスマートハウスの向上のカギにもなっています。

そのような中で、IoT利用によるデータ収集やAI活用による高度な解析システムの構築など、デジタル技術を応用した質の高い電力マネジメントを行うことで、電力使用の無駄を省き、電力使用の最適化を目指していきます。例えば、日中と夜間の電気使用量を解析し、誰もいない昼間と家族が集まる夜間で、電力の供給をコントロールするなど、最新のスマートハウスでは様々な電力消費の最適化が可能になります。

AI音声認識でデバイスに話しかけるだけで便利な生活と空間を手に入れることが可能

例えばここ数年で話題になっているスマートスピーカー(Google Home、Amazon Alexaアレクサ、Amazon Echoなど)に話しかけるだけで、照明やエアコン、音楽オーディオ、テレビやネットワークカメラなどの家電を操作することができます。また自動で床を掃除するロボットや、適正な温度管理を自動化するデバイスも開発、販売されています。さらにスマートハウスだけでなく、住まいやお部屋の一部をIOT化する「スマートホーム」では、新築住宅に限らず、賃貸にお住まいの一人暮らしの方でも導入可能で。できることも多くあります。

IOT化でセキュリティの高い防犯機能。最新のホームセキュリティ

最新のIOT・スマートホーム化で言うと、例えばTP-Linkと言われる、遠隔操作やスケジュール設定など様々な機能をカンタンに使えるミニスマートWi-Fiプラグ、SADIOT Lockと言われる、ハンズフリーオートロック、合カギシェアや履歴確認といった豊富な機能を搭載したスマートロックなど、安全性と防犯性が高い精密なIOT機器が続々と登場しています。またホームセキュリティでは、24時間お家をネットワークカメラで確認できたり、オンラインで照明を灯すことで留守ではないように見せたりと、さらに防犯機能の高い商品も開発されています。まずは身近なものや身近な場所から、AIやインターネットに触れ、知識を深めていくことをおすすめします。

スマートハウスのメリット・デメリット

スマートハウスのメリット

マイホームを検討する上で、スマートハウスに住む最大のメリットは、毎月の光熱費を大幅にカットできる点にあります。太陽光パネルと蓄電池を設置することで、創エネと蓄エネが可能となり、HEMSなどのIoTシステムによって省エネも可能になります。外部の電気会社から電気を供給してもらう必要がなくなり、毎月の出費を抑えることが可能となります。さらに、太陽光発電で余った電力は、電力会社に売却することもできます。家で使用するエネルギーより多くの電力を創出できれば、収入が支出を上回ることも期待できます。そのためエネルギーの活用最適化とマネージメントが、最もスマートハウスの魅力といえます。

【スマートハウスのメリット】

  • 光熱費の節約
  • 電力マネジメントによる売電
  • 蓄電による災害時への対応
  • IOT化による快適で効率的な生活
  • AI、IOTデバイスの遠隔操作によるホームセキュリティ

スマートハウスのデメリット

一方で、デメリットもあります。まず、太陽光発電や蓄電を行うためのソーラーパネルや蓄電池は本体価格が高く、導入コストがかかります。ソーラーパネルの種類や大きさにもよりますが、設置に百万円を超えることも珍しくありません。さらに、ソーラーパネルは、定期的なメンテナンスをしないと品質が劣化します。寿命もあるため、賢いエネルギー運用ができなければ、高額な投資を回収できないことも考えられます。またそれだけではなく、IoT化が進むことによる弊害として「スマートフォンへの依存」や「個人や家族IDのセキュリティ問題」などデメリットも多々ありますので、しっかりと情報を把握されてからIoT導入を比較検討されることをおすすめします。

【スマートハウスのデメリット】

  • 導入コスト
  • 定期的なメンテナンスの必要性
  • IOTデバイス(機器)の劣化
  • スマートフォンへの依存
  • 個人や家族のIDセキュリティ問題

スマートハウス化で自宅を快適で便利で住みやすい住宅へ

スマートハウス化した暮らしでできることの代表例は、

  • 家電のハンズフリー化(スマートスピーカーで音声操作=テレビ・音楽機器・カーテンなど)
  • 家電の遠隔操作が可能(外出先からエアコンのオン・オフ、ペット見守りなど)
  • スマホをリモコン代わりにできる(照明LEDライト・テレビなど)
  • スマホアプリとの連動(音楽・動画配信サービス、健康機器、専用アプリなど)
  • ホームセキュリティやネットワークカメラの活用

などがあげられます。

また暮らしの様々なものをIOT化することにより、生活のしやすさや利便性を上げ、自動化することで快適な暮らしの向上を目指すことが可能になります。

例えば、リビングのエアコンが感知した室温と、脈拍計が測定した起床時の血圧•脈拍をサーバーに送り、AIがビッグデータに含まれる人体や環境に関する様々な情報と照らし合わせる。その上で利用者にとって最適な室温を自動設定したり、病気の兆候を事前に察知したり、ヘルスケア情報をお住まいの家族のスマートフォンに届けるといったサービスも始まっています。

スマートハウスの特徴と事例まとめ

こちらの記事では、

・そもそもスマートハウスとは?
・スマートハウスの設備や製品について
・スマートハウスのIoT活用事例
・スマートハウスのメリット・デメリット
・スマートハウス化で自宅を快適で便利な住みやすい住宅へ

に関して紹介してきました。
IoTを活用したスマートハウスはメリットも多くありますが、費用面や情報のセキュリティ面などデメリットも存在します。とはいえスマートハウスは、家事の自動化や効率化、高齢者の介護や子育てなどにおいての防犯性など、日々の暮らしを楽に、そして豊かなものにしてくれます。また、スマートハウスに関する補助金などもあります。しっかりと理解して導入することで、上手に活用していきましょう。

IoT住宅を建てるときのポイント

では、IoT住宅をご検討中の方に新築や注文住宅、もしくは賃貸にお住まいの住宅をIoT化するときのポイントをご紹介して行きます。

IoT家電(スマート家電)の機能やポイントを確認すること

IoT関連製品やスマート家電は、最新技術や最新機器が今後もどんどん登場していきます。技術革新や暮らしと生活の向上は、私たちにとって非常に便利でもありますし快適な日常にとって不可欠なものになりました。一方で、どんどん最新のものが普及することで、前回使用できていた製品と最新の機器が連携連動しなくなったり、機器メーカーが違うと動作不良を起こしてしまったりと、不具合も多く発生します。新築を建てる時点や機器をご購入されるその時点で何ができるのか、どんな機能があるのか、導入機器の廃番予定はないか、などの確認が必要になります。

そのため、IoT関連の最新技術や最新機器は、建築会社やハウスメーカーとよくご相談して納得したのうえで導入されることをおすすめします。向上する利便性だけでなく、費用も上がってしまうこともありますので費用対効果も検討するとよいでしょう。

IoT家電(スマート家電)は後付けや増強できるか

また機能の確認に付随して、後付けができるかどうかの確認も、ポイントになります。比較的簡単にあと付けできる機器は、住みながらにして必要に応じて導入してもいいものもあります。新築時に絶対に備え付けなければならないというものでもありません。(一部、後付けの場合費用が高くなるものもありますが)
「あとからIoTを導入しやすい家づくり」も大切になります。

例えば、
・修繕やリフォームがしやすい設計
・メンテナンスがしやすい設備機器の設置と配置
・配線の容量や空配管、余裕のあるコンセント数の確保
・建具の電動化を想定した先行配線等の対応

などに配慮しておくと、家を建築したあとで「ああしておけば、こうしておけば良かった」ということが少なくなるかもしれません。IoT住宅はまだ発展途上にあり、これからも最新の技術や最新の機能が開発されます。2020年からのコロナウイルス蔓延により、リモート機器や非接触型のサービスもこの2年で革新的に普及してきました。今後の住宅の知識や暮らしの向上など、ちょっとでも疑問なことがあれば、是非、伊勢崎住宅公園にお越し下さい。ハウスメーカーや展示場スタッフが何でも解決します。

IoTに関する補助金や制度と価格相場について

IoT住宅やスマートハウスの新築を検討する上で、必要な設備や機器が多くあります。コストがかかる分、各自治体において補助金も多く設けています。まずは、住まいをマネージメントする上で重要な「省エネ」、を達成するための設備を備えた「エコ住宅」の機能に加えて、利用するエネルギー量のマネジメントまで行う「HEMS」や「IOT」の導入が必要になります。とはいえ、新築や注文住宅でゼロから家を建てられる場合は、ハウスメーカーや工務店によってプランや工費なども変わりますが、初めから初期費用やメンテナンス費用を想定したお見積りになるので、そこまで建築の全体費用が高騰するものでもありません。もちろんエコキュートなどの蓄電池や、お部屋や住まい全体をIOT・スマートホーム化するとなると別途費用はかかりますが、一般的に坪単価でいうと65〜75万と言われています(あくまでも平均値)。

今すでにお住いの住宅を、スマートハウスにリフォームするとなると、「太陽光発電システム+蓄電池システム+HEMS設置+スマート家電の購入」などが必要になるため、総額で350万円以上の予算が必要となります。また、現在はスマートハウスに関して自治体から補助金がもらえる地域が多数あります。他にも「すまい給付金」やその他補助金をもらうことができます。各自体地によって補助金の金額などは違いますので、家を建てる地域の自治体に確認してみてください。

補助金や制度の詳しい情報はこちらの記事に↓↓

https://isesaki-housing-park.com/lifestyle/smart-house/smarthouse-hojyokin

家をまるごとIOT化した最新スマートハウスのモデルハウスが見学できる

伊勢崎住宅公園では、2021年最新の住まいや暮らしの情報があり、何でもご相談できる環境が揃っています。自分だけではわからなかったり、住宅とIOTをどのように結びつけるのか悩んだりしている方は、是非一度お気軽にお越しください。最新の情報を揃えてお待ちしております。

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